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三川内焼 珈琲碗皿<ピンク> 磁器 結晶釉《五光窯/藤本江里子》
9,560円(税込)
BU2204160002
三川内焼 珈琲碗皿<ピンク> 磁器 結晶釉《五光窯/藤本江里子》
9,560円(税込)
■結晶釉
器の表面に輝く紋様は、釉薬の成分が結晶になって浮かび上がったものです。「窯変」といわれ、窯の中で焼成される間に自然に現れます。
焼き物の技法は、そのほとんどがアジア地域で始まりましたが、この結晶釉の技法は、ヨーロッパで誕生しました。
非常に難しい技法で、意図的に描いた紋様とは異なり、窯を開けるまで、どのように結晶がでているかわかりません。
窯の炎と釉薬の変化が作品となるため、二つと同じものがない、オリジナルな器です。
結晶は高温で焼成されて安定しているため、電子レンジにもご使用頂けます。

五光窯では、さまさまな色や輝きを持つ結晶釉を創作し、新しい感覚の器として謹製いたしております。

サイズ(約)カップ 口径 7.5cm× 長径 10.5cm× 高さ 7.5cm
ソーサー 直径 14cm× 高さ 2.5cm


■三川内焼について
三川内焼は江戸時代後期(1750〜1830)に、超絶技巧の磁器として高く評価されていました。染付、赤絵、置きあげ、彫、ひねりもの等、何一つとして後れをとる技術はなく、とりわけ磁器の土への造詣は、他産地の追随を許しませんでした。
現代では、染付唐子の産地として有名ですが、藩窯当時は西洋向けの輸出に力を入れていたので、むしろ赤絵(有田風ではなく西洋絵具を用いた作品)の金襴手二度焼きに代表される技法などが発展しています。(明治初期の有田香蘭社の金襴二度焼きは、殆ど三川内の森利喜松氏の手によるものです)
またデコラティブな造詣は西洋で高い評価を受け、明治政府の重鎮、納富介次郎も三川内の「置き上げ技法」を「セーブルやミントンより先鞭とす」と述べています。三川内が「染付・唐子のみの産地ではない」ということを知っていただけると幸いです。